人類が他の哺乳類と異なる進化を遂げたところは、前頭葉の発達と二足歩行です。
それにより人類は目覚ましい進化を遂げてきましたが、2足歩行になったことで姿勢維持が不安定になってしまいました。
人類にとって腰痛は、700万年前に二足歩行という進化を選んだことによる宿命とも言える代償です。
進化の背景として他の脊椎動物は、背骨を橋のように水平に使い体重を4本の足で分散しますが、人類は直立したことで垂直にかかる重力のため、上半身の重さが腰部と骨盤に垂直にかかり、胸郭(肋骨・胸椎・肩甲骨・鎖骨でつくる関節)が硬くなり神経も絞扼しやすくなるため、更に腰部にかかる負担が大きくなりました。
古代シリアの農耕遺跡から出土した骨にも変形が見られ、人類は農耕を始めた数千年前から腰痛に苦しんでいたことが分かります。
厚生労働省の国民生活基礎調査によると、日本国民の有訴者率第1位は腰痛であり、成人の9割の方が腰痛の経験者であり、40歳以上の男女で約2,800万人が腰痛を抱えていると推計されています。
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